ミス首都大2014高井ひろえの読んだ!観た!感じた!
第34回 恋に落ちたら~僕の成功の秘密~
六本木ヒルズにオフィスを構える、日本国民で知らない者はいない大会社の社長、高柳徹。
六本木のはずれの小さなねじ工場で1本2円のねじを作り続けるも、母の手術費もだせないほどの貧乏を味わっている、鈴木島男。
性格的にも対照的な2人ですが、実はとある共通点がありました。
それは、「0から作り上げる経験」をしていたことです。
自分の足で、時には泥くさく進み続ける経験
話は少しずれますが、首都大の同窓会のうち1つ、Mecの理事長 高見澤さんは起業家です。1989年に50歳で起業し、世界にも工場を持つ大きな会社にまで育てあげました。理事長は、大学時代の、無銭での全国自転車旅行の経験が、起業において大きかったと語ります。
家族や友達が一緒ならともかく、自分1人での旅行です。お金がない中でどこに泊まるのか、どこで食事をとるのか、目の前にある道どちらを行くのかさえも、自分で決めなければなりません。
誰かにやれと言われてやったわけではありませんから、計画するのも自分ですし、やるかやらないか、そして途中諦めるかどうかを決めるのも自分です。
0から作り上げるためには、全責任が自分にかかってくるのです。時には逆境を1人で迎えるなり、自分の強さが試されるんだと思います。孤独なことでもあります。
Mecをご自身が先頭となって立ち上げ、首都大のOBOG社会人による講義を単位認定してもらうことに成功し、講義の後や、それ以外でも、学生1人1人と向き合ってくださいます。理事長自身が、私たち学生のために、何ができるのかを真剣に考え、そして実行にうつしてくださるところには本当に頭が下がります。
Mecでもトップの立場であるにも関わらず、自分の足で人に会い、率先して行動してらっしゃいます。
一度「0から作り上げる」経験を経たら、もうずっと、それが自分の身体に、脳に、染みつくものなのだと思いました。起業家はいつまでも起業家なのだと思いました。
島男と高柳、2人で迎える逆境に生きたものは?
島男と高柳は、大会社「フロンティア」を追われた後、絶望の淵に立たされます。再び会社を始めることは、何の武器も持たずに戦場に放り出されるのと同じことでした。
しかし、2人は、島男の小さな会社「鈴木ねじ」で、共にスモールスタートを切るのです。
フロンティアに敵対視されている鈴木ねじは、その圧力によって、不利な状況が続きます。
しかし、島男も、高柳も、0から会社を作り、成功するという経験をしていました。スモールスタートの時の孤独感や辛さ、そしてそれを乗り越えた後に待っているものについても知っていたのです。
2人は、その経験を糧に、自分の足で可能性を試し続け、そして、最後には・・・・・。
ぜひ、DVDでご覧になって、2人の起業家人生を一緒にたどってみてください。
(DVD情報)
「恋に落ちたら~僕の成功の秘密~」
ディスク枚数: 6
販売元: ビクターエンタテインメント
DVD発売日: 2005/09/09
時間: 540 分
ASIN: B0009XTEHS