ミス首都大学東京 高井ひろえの「読んだ、観た、感じた!」


プロフィール:

ミス首都大2014 ミス着物賞 DHC賞 キレイモ賞
ミスキャン時から毎日ブログを書き続け、女子大生として等身大の思いを伝えてきました。


さてさて、今回ご紹介するのは、、、


第14回「トランスセンデンス」

『ダークナイト』シリーズなどのクリストファー・ノーラン監督が製作総指揮を務めるSFサスペンスです(*^^*)
亡くなってしまった科学者の頭脳と意識がアップロードされた人工知能が急激な進化を果たし、人類や世界を混乱の渦へ巻きこんでゆきます。
メガホンを取るのは、『インセプション』『マネーボール』などの撮影を手掛けてきたウォーリー・フィスター。
魅力的でユニークで、日本でも熱烈なファンの多いジョニー・デップ(*^〇^*)
モーガン・フリーマンら、実力派スターが顔をそろえます♪
電脳化が進む現代に警鐘を鳴らすような物語となっています!


ざっくり説明すると(*^^*)

研究者ウィルは、意識を持つ人工知能PINNの研究に没頭し、それによる輝かしい人類の未来を夢みていた。
しかし、反テクノロジー派の過激集団により、ウィルは銃撃されてしまう。余命は残りわずか、、、、。
そんなウィルの天才的な頭脳と意識を、妻のエヴリンは、スーパーコンピューターへとインストールしてしまう!
コンピューターとの融合を果たしたことによって、世界中の政治、金融、様々な情報を手に入れることができるようにいなったウィルは
「理想の世界」を目指して世界を巻き込んでゆく!


妻エヴリンの夫への愛が。。辛い

妻エヴリンは夫ウィルのことを心から愛し、尊敬し、信じています。
過激派組織にウィルが撃たれたときも、ウィルのやろうとしていることがおかしいとは思わなかった。
ある意味、ウィルは絶対的存在だったのかもしれません。
だからこそ、エヴリンは、ウィルがスーパーコンピューターの中で生きながらえるように必死に取り計らい、何とか成功させた。
エヴリンにとっては、ウィルがいる。ただそれだけでよかった・・・・。

でも、ウィルには、生前から、意識あるコンピューターにより世界を良くするという想いがありました。
エヴリンにも動いてもらい、田舎に、「理想の世界」にしてゆくための基地をつくります。

そこでは、その技術を駆使して、盲目の人に光を取り戻してあげる。歩けない人を歩けるように。。など、動き始めます。
しかし、その人々の中には、ちいさなちいさな機械が埋め込まれていて・・・・。
さらに、その基地を中心に、その機械はいろんなところに広がって・・・・!!!

その機械は、もちろん、ウィルが操作可能!


すべてが操作可能な世界になってゆく。
エヴリンの周りの人はみんながダメ!と言うが、エヴリンはそれが信じられない。
ウィルが絶対なんですから。
大好きな人が幸せになるように、そして大好きな人が願う世界の幸せのためなんだから、正しいに決まってる!
でも、周りからは受け入れられないエヴリンの姿を見るのは本当につらかったです(;_:)

正しいの?正しくないの?

その人の思う「世界」では正しくても、その他の「世界」では正しくないってこと
私の生きてる、ここ。でも、あると思います。


本当は、人って、好奇心のままに突き進んでいいと思うんです。
人のためだって思うなら。
お仕事だって、人が喜ぶことをして、そのお礼でお金をもらっているんです。

「人のため」に動くんだったら、自分も幸せになっていいはず。

でも、この作品では、そうならなかったのがつらいなあと思いました。

人の幸福のためにと思い、一生を捧げたウィル。と、共に添ったエヴリン。

結局は、人々にはくるっている目で見られ、受け入れられなかったですが、

2人の愛の証として、そして人の幸福のために動いたしるしとして、
何か「人のためになる」物が残ればいいな。。。。と願いました。



(DVD情報)

  • 販売元: ポニーキャニオン
  • DVD発売日: 2014/12/02
  • 時間: 119 分
  • ASIN: B00MXZVPO0
*REVOLVER dino network 投稿 | 編集