ミス首都大学東京 高井ひろえの「読んだ、観た、感じた!」
プロフィール:
ミス首都大2014 ミス着物賞 DHC賞 キレイモ賞
ミスキャン時から毎日ブログを書き続け、女子大生として等身大の思いを伝えてきました。
第19回 美女と野獣
「美女と野獣」といえば、みなさんご存知!!
映画やアニメーションなど、形を変えて世界中の人々に愛されてきた世界的に著名な小説ですね(*^。^*)!
多くの女の子は、ディズニー映画で観て、ディズニープリンセスの中でヒロインのベルがお気に入りだという方もいらっしゃるかもですね♪
さて、この物語を、『サイレントヒル』などを手掛けたフランスの異才、クリストフ・ガンズ監督が映画化!
さらに、『アデル、ブルーは熱い色』などのレア・セドゥがヒロインを演じます。
孤高の野獣を『ブラック・スワン』などのヴァンサン・カッセルが好演。
この映画では、今まで明かされることのなかった、野獣の姿をした王子の秘密(?!)に迫っていきます。。。
美しくも切ない・・・・・・(;_:)真実の愛の物語です!
ざっくり説明すると(*^^*)
裕福な商人だった父親は、いっぱい宝物を積んだ船を嵐の際に失ってしまいます。
豊かな暮らしは一変!破産してしまいます。
裕福さゆえに疎まれていたために、周りにざまあみろと言われながら、(ここがすごく観ていてつらい)
都会での贅沢な暮らしに別れを告げます。
そして、娘のベル(レア・セドゥ)も田舎へと引っ越すことになりました。
母亡き後、わがままに育てられた3人の兄と2人の姉は田舎暮らしに不満を募らせるが、ベルは家族が一緒にいるだけで幸せでした。
しかし、父がとある古城を見つけ、そこでのごちそうを食べ、宝を奪ってしまう。
しまいに庭にあったバラを折って、持ち帰ろうとしたとき・・・・・!!!!
野獣が現れます!!!
このシーン、心臓が止まりそうになるくらいの迫力です(;_:)
そして、父親の命をもらう、と野獣は言います。
もし1日後にこの城に来なければ、家族を殺す、と。
しかし、ベルは父の身代わりとなって、城へ向かう・・・!
えっ、尻にしいちゃうの?!
この映画で「うふふ・・・」と思わず笑ってしまうのは、
意外と、、、意外と、よく見ると、ベルが野獣を尻に敷いているところです。
私個人のイメージだと、お姫様は運命に翻弄されて、わりと受け身な感じです。
野獣が・・・だって野獣なんですから!お姫様を振り回して、
その中でもお姫様が受け止めてゆくイメージなんですが、
この作品では、お姫様であるベルにかなり主体性があっておもしろかったです(*^^*)
ありえない2人がくっつく
野獣と美女がくっつくって、すごくないですか。
単純すぎる感想で申し訳ないですが、冷静にそう思ってしまいます。。。(`´;)
ベルは、野獣が王子様に戻る前から心惹かれていたのですよ。
しかも、シチュエーションがシチュエーションなんです。
「父を殺す!」というほどの野獣。ベルのことなんて、指一本で殺せちゃうかもしれないんです。
それに、最初は、決まった時間に夕食を食べに来るように言われ、ずっと城のまわりに閉じ込められる。
たまに脅されて・・・・・・
想像してみてください・・・どんな気持ちになりますか?
私たちは、「美女と野獣」というタイトルを知った上で観ているので、どうせ野獣優しくなるんでしょって思いますけど
映画の中の当の本人は!
好きになる余裕なんてないと思います!
生き延びるので精一杯になると思います(>_<)!
好きではなくて、相手を知ることからはじまった
ですが、ベルは相当すごいです。
野獣のことを怖がりはするのですが、「なぜこうなってしまったのか」知ろうとする
野獣のことを分かろうとするのです。
今まで孤独だった野獣にとって、敵対するでもなく、平等な目線で、
自分のことを分かろうとしてくれる人が一番必要だったんだと思います。。
ベルは、生きるか死ぬかの状況にいながら、
相手のことを理解しようとする余裕があったのです。
しかし痴漢と仲良くなるに近い
この映画を観ていて、友人の話を思い出しました。
その子は、終電で最寄駅に降り、暗い夜道を1人であるいて帰っていたそうです。
すると、後ろから何者かに抱き着かれたそうです。
その時友人の発した言葉が深イイ。
「大丈夫ですよ!!!大丈夫です!!話せばわかりますから!!!!」
痴漢をされて大丈夫!!と叫んでいるのも変な光景ですが、
彼女は結局その方の身の上話を聞きながら帰ったそうです。
自分が危機的状況にあっても、相手を思いやる余裕。
それはベルと彼女に共通していますね。
これこそが勇敢さかもしれません。。。。。。
(DVD情報)
- 販売元: アミューズソフトエンタテインメント
- DVD発売日: 2015/04/22
- ASIN: B00SWASFDE